東京タワーを望む芝公園の飲食店街。平日の昼間はサラリーマンやOLで賑わっている。今回訪れた南インドカレーを出す「プチシャニ」も11時のオープンと同時に客席は満席で、閉店時間を待たずして売り切れになることも多いという。僕も2度めの訪問でやっと入店することができた。


慣れたお客さんは店内に入るなり「大盛りで・・」とオーダーする。僕も真似て「大盛り」をお願いした。そう、プチシャニのカレーは日替わりで内容が代わるワンプレートの南インドカレー。メニューはひとつしかないのだ。


本日のカレーは「ポークカレー」と「菜花と菊芋のチキンキーマ」この日は2種類のカレーだった。副菜はカチュンバル、小松菜ベンガル炒め、わさび菜サンボル、紫キャベツマリネ、そしてサクッと軽いパパドが乗っている。円形の質感の素敵な陶器のプレートにバナナリーフ、そしてパラパラふっくらなバスマティライスが無造作に広がっている。



菜花と菊芋のチキンキーマはのひき肉は店主が鶏肉から粗挽きに仕上げている気がする。うまさを噛みしめる。菜の花が入っていて、もう春に向かっているんだなと季節感を感じる。

特に驚いたのはポークカレーだ。グレービーはココナッツでほんのり白っぽく、そこに数種類のスパイス、食材を使ったチェティナードが合わさっているのがベースだという。これが深みのある味だけではなく奥行きまであるような広がりを感じた。意外だったのは八角が入っているのだが、主張が強すぎず、いいところだけが出ている。豚肉は脂も乗った角切りで食べごたえがあり、おいしかった。ご飯と一緒にではなく、豚肉だけを食べるのもおすすめ。

この2つのカレーの濃厚で凝縮されたうまさはなんだろう?とカウンター越しに覗くと大きなストウブ(STAUB)鍋があった。きっとこの鍋で余計な水分を加えずにじっくりと調理されていたんだな、、と想像しながら余韻とともに店をあとにした。


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