東京カレーマガジンの高木です!
株式会社ビオスタイルが運営する複合型商業施設GOOD NATURE STATIONから生まれた新しい食スタイルを体現した食品ブランド「GOOD NATURE MARKET」の新商品の試食会にご招待いただきました。初めて知る会社、そしてブランドだったのですが、ストイックなナチュラル志向よりも、我慢せずに楽しみながら、ナチュラルを取り入れていくというコンセプトに興味を持ち、2023年9月28日に都内某所へと行ってきましたので、ご紹介させていただきます。
GOOD NATURE MARKETは楽しみながらナチュラルを
新商品をご紹介する前に、少しだけGOOD NATURE MARKETについてお話します。
「GOOD NATURE MARKET」は、我慢せずに無理なく、楽しみながら環境や社会にも良いものを自分らしく取り入れられる食品を提供しています。サステナビリティや健康問題に対する関心が世界中で高まる中で、ストイックにナチュラル志向に向かう方が多いと思いますが、やっぱり美味しいものって食べたいじゃないですか。僕は普段からカレーもよく食べますが、決して毎日絶対にカレーを食べる!といったルールは持たず、「無理なく、行動範囲でカレーを楽しむ」というスタイルともハマるものがあるなぁと感じました。
GOOD CACAOシリーズで使われているカカオハスク
「カカオハスク」って聞いたことありますか?僕も今回の取材で初めて聞きました。カカオハスクは世界で年間約60〜70万トン以上廃棄されているいわれるカカオの食材ガラ(カカオ豆の皮)のことを指します。GOOD NATURE MARKETはこの廃棄される食材に注目し、アップサイクルすることで食品ロスを軽減することを目指しているそうです。
カカオといえば主要原産国(コートジボワール、ガーナ、インドネシアなど)に開発途上国も多く、児童が強制労働で異常な賃金で働かされていることが背景にあり、問題となっていることはみなさんもご存知だと思います。そんなカカオをフェアトレードで適正な価格で取引することにより、生産者の生活を支援することにも繋がっているそうです。僕たちの眼の前にはいろんな過程を通って生産、制作されてきたものが提供されていますが、その辿ってきた道にはいろんな方が関わっていることも忘れてはいけません。
GOOD CACAOシリーズの「CACAO CURRY」レトルトカレー
そろそろ肝心のカレーの試食の感想を伝えたいです!前置きは大事なことだったので自分の感想を交えて、ご紹介させていただきました。実際、僕もビオスタイルの清水氏が話している間も、フロアに広がるカレーの匂いにおなかがキュンキュン言っておりました(笑)
GOOD CURRYは前段のカカオハスクを使用しているカレーで、カレーのクミンやクローブと同様にスパイス感覚で使用しているという。カレー自体にチョコの味がするか?といったら、全くそんなことはなく、カレーの味に深み、コクを加えている。そしてGOOD CURRYの特筆しておきたい特徴がほかにもある。それは小麦粉を全く使用せず、添加物不使用ということだ。日本で食物アレルギーを持つ人口は1〜2%と言われていて、その中でも小麦粉のアレルギーを持つ人は約9%にもなるとのこと。
GOOD CURRYはレトルトカレーにも関わらず、具材を贅沢にたっぷりと使用しているために、その野菜のとろみから、カレーらしさが表現できているため、お店のカレーにも見劣りせず、本格的なカレーを提供できているそう。
とろとろ野菜と白味噌の京風仕立てグリーンカレー 648円(税込)
GOOD CURRYはこれまでに8種類のレトルトを販売していましたが、2023年9月22日に発売されたのが「とろとろ野菜と白味噌の京風仕立てグリーンカレー」です。価格は648円(税込)。たっぷりの和の具材と国産鶏肉のうまみに白味噌が加わっているので、グリーンカレーという名がついてはいますが、刺激的な辛さはなく、上品でまろやかな口当たりが印象的。
ココナッツミルクが苦手な方でもきっと食べやすいカレーだと思います。ほんと、気にならないんじゃないかな。
カカオ京せんべえ 抹茶くりぃむサンド 1,350円(税込)
カカオ京せんべえは2023年6月にJRの京都駅構内で先行発売したところ、7ヶ月で2,500箱が売れたヒット商品!そんなカカオ京せんべえで京都産抹茶クリームを挟んだ抹茶くりぃむサンドはカリカリで、生地が甘く、固めの和製ゴーフルのような食感でおいしかったです。苦めのブラックコーヒーと合いそう。
GOOD CACAOシリーズの「即席麺」シリーズもおすすめ
九条ねぎと京ゆばの旨出汁カレーうどん 500円(税込)
続いて「即席麺」シリーズからは「九条ねぎと京ゆばの旨出汁カレーうどん」をいただきました。この即席麺の麺がとてもおいしかったです、お湯をかけただけの即席麺という説明だったが、信じられないくらいツルッとしていて、コシのある麺を不思議に思っていたら、その疑問も説明していただけました。
この即席麺も茹でてから乾燥させるまでに5日間もかかっているそう。それがこのコシを生む独自製法で、茹でた麺を冷凍庫で3日以上かけて、凍りすぎないように、でも凍るようにゆっくり冷凍させることで、麺の中に含まれる水の組成が変わり、独自のコシが生まれるそうで、麺の温度管理には機械的ではなく、職人の技術力が担っているという。
保存場所を選ばず、常温保存ができて、そしてさらに京都由来の九条ねぎや、京都「三田久」の京ゆばを使用することにより、京都土産に選ばれることまで考えているとのこと。しかも価格は500円(税込)パッケージもおしゃれで、プレゼントしやすいですよね。
なるほど〜と思ったのは、九条ネギはよくあるフリーズドライなのかなと思っていたのですが、風味を殺さないように低温熱風という手法で乾燥させている。これがアクセントとなっていて、おいしかったし、フロム京都感が伝わってくるのもまたよかった。
スープもとろみが麺に絡みやすく、スパイスと和出汁にさらに加わる別添えの鰹節が美味しさに拍車をかけます。この和テイストのカレーうどんは、残ったスープに美味しいお米をいれていただきたい。
イベント会場で使われているアイテムの素材にも注目しました
サステナブルでアップサイクル食品を扱うブランドだから、試食で提供される器やカトラリーには、これまた廃棄される素材から作られている“紙の器”wasara(ワサラ)が使用されていて、デザインも、質感も良くて提供される試食がよりおいしく感じました。よくイベントとかでプラスチックや、発泡系の器って、なんかせっかくの料理のおいしさを半減させるような気がしていて、実はあまり外でのイベントでは僕はあまり食べなかったりします。なるべく実店舗でちゃんとしたお皿で食べたいなぁと思うからです。
でも、このwasaraの食器はちゃんと料理を美味しく提供しているし、なによりもフォルムが美しかったです。
会場の展示の土台の一部にはカカオハスクから作られたブロックまで用意されてました。これもイベントなどで一時的に使われては捨てられてしまうものの代わりに、何度でも使えるように制作されたものだそうです。無駄なく、リサイクル、リユースできるものを突き詰めてるなぁと関心させられました。
帰りがけにカカオの香りと芳醇な味わいが売りのクラフト製「カカオ生コーラ」も試飲させてもらったんですが、これがまたおいしかったです。爽やかな酸味の裏側に確かに感じるカカオの香ばしさと甘い香り、これがコーラの甘さとスパイスさとマッチしていて、カレーにもぴったりな味わい。これは実際に買って、堪能したい気持ちになりました。
ぜひ京都にお住まいの方は複合施設GOOD NATURE STATIONへ訪れてみてください。
なかなか京都までは行けないなぁって方はオンラインショップもチェック!
僕としてはただカレーを楽しんでいるだけなのですが、カレーを通して様々な企業の方々のお話を聞く機会、つながりができることはとても嬉しいです。もちろんブランドの考え方や、味のクオリティにも納得したから、このような形でみなさんにも知ってもらいたいと思い記事を書いています。
共感、納得がなかったら、この文章量は正直テンションが追いつかなくて書けないです(笑)
これからも楽しんでいきます〜ここまで読んでいただきありがとうございました!
松屋銀座のB2Fでポップアップやってたのでコーラ買ってきました!〜10/10まで!
松屋銀座の地下2階で2023年10月10日までポップアップ中とのことだったので、「カカオ生コーラ」を買いにいってきました!その他にもパッケージが魅力な商品がズラリ!仕事しながらちょびちょび好きな分だけ飲めるのが嬉しいです。