泰明庵が創業されたのは、1957(昭和32)年。初代は新潟から上京し、老舗天ぷら店の「銀座天國」で修業したていたそうです。そのあとに、魚屋に転身。戦後、現在の場所に家を建てて1階を店舗にし、銀座の料亭相手に高級鮮魚を商っていたとのこと。ところが、政権交代により、料亭がつぶれていくなかで、卸していた魚が売れなくなってしまった。そこで、残った魚魚のアラでだしをとり、うどんを出したら出前注文が殺到したそうです。その後、魚屋をやめて開いたのが現在の「泰明庵」です。
60年以上続く歴史ある蕎麦屋さんのカレーそばを今回は食べにきました。
銀座 60年の老舗「泰明庵」のカツカレーそば
お昼時だったのですが、運良くすんなりと入ることができました。席につくなり何にしますか?と聞かれたのですが初めてなものでなにがあるのかは知りたいところ・・・手元にメニューなどはなく壁に貼られているたくさんのメニューのみ。
カレーそばがあるか、聞いたら普通のもあるし、カツカレーもあるし、せりも始まりましたとのこと。泰明庵といえばせりそばが有名で、10月〜3月の間にしか出してないそうです。このせりそばはせりを一束まるごと使っているとのことで、せりだけでもすごい量、そしてたらふく食べてもらいたいとのことで、麺もめちゃくちゃ多いです。
そして僕はおなかがすいていたので、ついカツカレーそばを注文してしまいました。せりも気になっていたのに・・・(笑)
泰明庵のカツカレーそば(1,200円)
しばし待つと、カツカレーそばがきました!カツが見えない!豚肉が見える!まさかのカツが沈んでいるスタイル!カツがどん!と乗っかっている見た目を期待していました!
カレーはとてもダシが効いていて、匂いだけでもカレーのスパイスと魚介の出汁の香りが胃を刺激してきます。沈み切っているカツを取り出してみるとしっかりとカレーが染み渡っていました。このままご飯に乗せて食べちゃいたいくらいです。
カツ自体は厚すぎず、噛み切りやすく食べやすかったです。
そしてそばの量にも圧倒されました。なかなか減らない(笑)途中で一度麺をリフトしてみたら、まだ1人前あるんじゃないか・・・というぐらいでした。そしてあつあつのカレールーは、ぜんぜん麺を冷ませない状態で、最後までおいしくいただけました。
泰明庵はそばも、うどんも有名なお店なので次回は普通におそばも食べにきたいものです。そしてその時はせりそばも食べてみようと思います。
泰明庵 地図と店舗情報
店名 | 泰明庵(たいめいあん) |
電話番号 | 03-3571-0840 |
住所 | 東京都中央区銀座6-3-14 |
営業時間 | [月~金] 11:30~21:00(L.O.20:30) [土] 11:30~15:00(L.O.14:40) |
定休日 | 日曜・祝日 |
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