2025年5月5日に恵比寿ガーデンプレイス内にあるBRICK END区画に人気カレー店がオープンした。その名も「カレーの店 ボンベイ」カレー好きには名の知れた千葉県柏の名店ボンベイの支店だ。恵比寿で勤務する人はさらに驚いたことであろう。なぜかというと、ボンベイの支店は「東京ボンベイ」という名で何年も前から恵比寿駅徒歩5分の立地にあり、そこは連日行列ができるほどの人気ぶりなのだ。そしてガーデンプレイス店との距離は徒歩3分。こんな近くに支店を作った理由も気になる!
東京ボンベイ 恵比寿ガーデンプレイス店は何が違うのか

恵比寿店との大きな違いはとてもわかりやすく、テーブルと座席があり、座って食べられることだ。これを読んでいる方は「何を言っているんだ、座って食べるだろ」「カレーを立って食べるのか、立ち食いそばじゃないんだぞ」と思ったかもしれません。
でも、恵比寿店はスタンドカレーショップなんです。だから、ボンベイファンは「新店は座って食べられるぞ!」「向かい合って話しながら食べられる!」と喜んでいます。
実はメニューにも違いがあるガーデンプレイス店

恵比寿店では欧風のビーフカレーや、ポークカレーなどがあり、さらには通常の鶏肉を豚肉に変更ができて、密かにボンベイ好きには利用される人気メニューだった。

しかし、ガーデンプレイス店は豚肉の選択はなく、鶏肉一択のみ。そして、一番注目したいメニューはこれだ!!
柏にしかなかった「ボンベイカレー」が登場!

ついに柏でしか食べることができなかった、いや許されなかった?「ボンベイカレー」が登場したのだ!これがどれだけ嬉しいニュースかはボンベイ好きにしかわからないのですが、ただ初めてボンベイを食べてみる方にもおすすめしたいメニューです。
鍋いっぱいの350g以上の野菜を凝縮させた「ボンベイカレー」

取材に応じていただいたボンベイのオーナー磯野氏に「350gの野菜ってどのくらいの量なんですか」と聞くと、「見せてあげるよ」と片手鍋に冬の鍋かと思ってしまうほどの大量の野菜が!これで一人前だという。

ガーデンプレイス店は全面IH調理になるのだが、それがボンベイカレーとの相性が良かったと言う。鍋全体に熱伝導が行き渡るIH調理で、バランス良く熱が入っていき、どんどん野菜が沈んで凝縮されていく。

これ、カレーをよそったあとの鍋じゃないんです。火にかけて数分経っただけの先ほどの鍋です。同一鍋物です。
使用されている野菜は7種類+季節の野菜
- キャベツ
- にんじん
- きゅうり
- じゃがいも
- ピーマン
- トマト
- たまねぎ
そして、季節野菜とカシューナッツが入っている。お肉が入っていないのですが、これだけの野菜が乗っていて、かつその野菜の旨味が出たカレーはさぞかしうまいだろう。
通称「ボンカシ」ボンベイの超辛口オーダーにチャレンジ!

ボンカシとは、ボンベイカレー+カシミールカレーの略で、ボンベイのカレーといえばカシミールも看板メニューなのですが、野菜の旨味凝縮されたボンベイカレーにカシミール要素が加わると超旨味爆発スパイシーカレーといった最終形態のようなカレーに進化する。


山のように盛られたライスはたくさん見てきたけど、カレーは初めてじゃないだろうか。

ライスによそって、早速実食!いただきます!

どこから食べたらいいんだ?と思いながら、まずは長崎ちゃんぽんよろしく!で、野菜から頂いていきます。野菜をほうばるとシャキシャキとした絶妙な食感が残っていて、もはや判別することはできない数種類の野菜が口の中で「野菜ってうまいだろ」って言ってる。そして突き抜けるカシミールのスパイシーさに、思わず鼻息が荒くなってしまう。

ボンベイ初めての方にはライスも注目してもらいたい

みなさん、お米は好きですか?僕は大好きだし、お米にこだわっているカレー屋さんは大好きです。絶妙な炊き具合で表面はカラッとしているようで、食べると固めの食感の中にも確かな旨味と水分量を感じられる。山形県産のはえぬきを使用、何度も新店でお米を炊く試作を繰り返し、たどり着いた安定制。これをスタッフのネパールの方々も再現するから見事しか言いようがない。スタッフのクオリティもボンベイのすごいところだと思う。
辛いのが苦手な方は安心してください!通常は辛くないです!

こちらが通常のボンベイカレーです。辛さは(普通)とされていて、さらに野菜の旨味、甘みがふんだんに染み出ているのでまるでスープのような一品です。この記事を見て気になるけど、辛いのは・・・という方はこちらの通常メニューから試してみてください!ボンカシは裏メニューになります。
ランチタイムはガーデンプレイス付近のオフィスで働く人達でとっても賑わっていたので、少し混雑している印象・・・夕方〜夜にかけてがゆっくり座りながら食事を楽しめると思うのでおすすめです!

長年続くカレー店ゆえの変わらないこだわりを感じた日でした

取材を快諾いただいたオーナーの磯野さん。
カレーやお店のことを話す時はいつも生き生きとされていて、その話す素振りや、目を見ていると変わらない情熱を感じます。カレーや、お米の盛付けや、お店の雰囲気などがお客様から見て魅力的になっているのか、すべてのお店を定期的に回って細かい変化にも柔軟に対応していく様子に、長くお店を続けられて、たくさんのお客さんを魅了している理由がわかったような気がします。
ボンベイの歴史を知りたい方はこちらもチェック!

場所は恵比寿ガーデンプレイス内 BRICK END

東京写真美術館の方に向かっていただくと右手側に見えるのがBRICK END。僕も初めて訪れたのですが、ハイセンスなお店が立ち並んでいます。



東京ボンベイ 恵比寿ガーデンプレイス店への店舗情報
店名 | 東京ボンベイ 恵比寿ガーデンプレイス店 |
電話番号 | 03-6277-4609 |
住所 | 東京都目黒区三田1-13-4 恵比寿ガーデンプレイス BRICKEND区画2 |
営業時間 | 11:30~22:00 L.O 21:30 |
定休日 | 不定休 |
WEB | http://curryhouse-bombay.com/ |