三軒茶屋駅から徒歩3分。賑やかな茶沢通りに面したビルの2階に、三軒茶屋の地で25年続く、独自のスパイスカレーを味わえる一軒があります。 黄色い看板を目印に、隠れ家へと続くような階段を一段上がるたびにスパイスの香りが強くなっていきます。今回はこの階段を登った先にある三茶の名店、「三茶カリーZAZA」の魅力に迫ります。

三軒茶屋らしいバーのような落ち着いた空間
扉を開けると、そこはバーを改装したような、渋い大人びた空間でファンクミュージックがかかっていました。温かみのある照明が、艶のあるカウンターテーブルを照らしています。席はカウンター6席と、そこから少し距離を離した場所に2人がけのテーブルが2つ。一人で静かに食事に集中するにも、誰かと語らいながら過ごすにも、心地よい空間です。


2種のチキンと22種のスパイスが織りなす、複雑な味わい
メニューの主軸は、チキンカリー、ポークカリー、ドライカリー、の3種類。今回はメニューにも”定番!”と書かれていたチキンカリーを、超辛口でお願いしました。店内に貼られた「ZAZAは、トッピングしなくちゃ。」というポスターの誘いに乗り、「温泉卵」も追加でオーダーしました。


運ばれてきた一皿は、個性的な細長いお皿が印象的です。まず目を引くのが、ゴロっと大ぶりのチキン。もも肉と骨付きの手羽元の2種類が入っており、じっくりマリネされたチキンは、スプーンがすっと入るほど柔らかく、口に運ぶと部位ごとに異なる肉の旨みがじんわりと広がります。
カレーのルーは、なんと22種類ものスパイスをブレンドしているとのこと。丁寧にテンパリングされたホールスパイスが、噛むたびにカリッとした食感と鼻抜けの良い香りを放ちます。カレールーの中には、至る所にホールスパイスが潜んでおり、一口ごとに表情を変えるその複雑な風味は、最後までスプーンを飽きさせません。


6種類の多彩なトッピングで楽しむ、無限の可能性
トッピングした半熟卵のおすすめな食べ方は、すぐに崩さず、中盤までとっておくスタイル。とろりとした黄身をソースのようにチキンに絡めれば、「すき焼き」を思わせる濃厚な味わいに変化します。超辛口のヒリッとした刺激が、卵のコクでほどまろやかにになり、白米との相性が抜群に向上します!

長時間かけて煮込まれた豚の旨みが赤ワインと溶け込んだ「ポークカリー」

同行者が頼んだ「ポークカリー」も一口。こちらも、厚切りの豚バラ肉がとろけるように柔らかく煮込まれています。赤ワインで仕上げたというルーの深いコクと、仕上げにかけられた粗挽きブラックペッパーのスパイス感が相性抜群でした。
次はドライカレーを、、、そしてまた違うトッピングの組み合わせも試してみたい!そう思わせてくれる、何度も通いたくなる「三茶カリーZAZA」。三軒茶屋を訪れた際は、ぜひこの黄色い看板を目印に階段を上がってみてください。トッピングもお忘れなく!
退店時にもらえるチョコレートに優しさを感じます。

三茶カリーZAZAの店舗情報
| 店名 | 三茶カリーZAZA |
| 電話番号 | 03-3487-7777 |
| 住所 | 東京都世田谷区経堂1-19-7セントラル経堂B1F |
| 営業時間 | 平日 ランチ 11:30-15:00(L.O. 14:30) ディナー18:00-21:30(L.O. 21:00) 土日祝 ランチのみ 11:00-15:30(L.O. 15:00) |
| 定休日 | 不定休 |
| WEB | https://www.instagram.com/curry_zaza/ |
