カツとカレーの店ジーエス
虎ノ門付近でカレーを調べるとガン爺か、ジーエスが最初にヒットする。
ジーエスはカツカレーが名物なので、お腹具合によって選択するか悩むところだが、今回はカツというよりも、ジーエスのカレーソースがサラサラとして飲めそうと思ってお店へ急いだ。
ジーエス?看板には「G.S」と「旬香亭」と書いてある
このGSは実は旬香亭を手掛ける斎藤元志郎さんのイニシャルです。
旬香亭といえば、フレンチのお店で、そこのシェフが斎藤元志郎さん。
その斎藤元志郎さんが手掛けた洋食仕込みのカレー屋さんが「G.S」なのだ。
飲食店の自販機は左上が名物というが、ジーエスの場合は「カツカレー」である
正直チキンカレーもとても魅力的だったが、今回は素直に名物のボタンを押した。
時間は遅めの14時ごろだったせいか、お客さんはゼロで自分にあとにちょうどお客さんが来て僕とあわせて2名だけでした。ちなみにそのお客さんも迷わずカツカレーを選択していた。
ロースカツカレーは注文が入ってから揚げてくれるので、じっくり揚げてくれる間にじっくりと待ちます。ランチタイムピークより、こういうタイミングの方が調理もゆっくりしてくれそうでさらにおいしく感じそうです。
カレーが出てくるまでは、ちょっと店内を見学。
卓上には、スライスされた生姜と、ウスターソースよりの太陽ソースと、どろっと甘めの特濃ソース、そして岩塩が置いてあります。
これはカツも楽しめそうなラインナップ!
そして、待つこと8-10分ほどでしょうか
カツカレーがやってきました!
まず、びっくりしたのは初めて見るカレーソースの色だった
ブラックでもないけど、茶色でもない・・・若干っ緑がかかっているといってもいい色合いだ。とても食欲を刺激される見た目・・・ソースにいきたくなったが、その前にアツアツに揚がっているカツをチェック!
揚げたてでまだ衣に耳を近づけると「ジュジュー」とかすかに衣を刺激する油の音がした。お肉の表面を見てみると、ほんのりピンクな肉厚なロースだ。
まず一口、なにもつけずに口にいれてみると、ザクっとして端切れの良いお肉っで油がたぎりつつほんのりとピンク部分の赤身肉の旨さを感じた。一瞬カレー屋さんに来ているのかとんかつ屋さんに来ているのか、わからなくなるほどだ。
とんかつは塩や、醤油で食べるのんも好きなんですが、せっかく太陽ソースがあるのでドバドバと出ないように気をつけながら、かけてみた。サラッとしたウスタータイプで、これもまたカツと合うソースでおいしかった。
カツだけを堪能したので、いよいよ気になっていたカレーソースです。大きなスプーンをソースにいれると個人的にタイプなシャバシャバ系ソース!お米の防波堤を上手に崩さないと、大事なカツを浸水させてしまいそうなくらいシャバシャバで決壊注意です!
シャバシャバしたソースはスリランカカレーでベースとなるのはスリランカのブラックカリーだ。しっかりと焙煎され香り立つスパイスによる芳ばしい香りが立ち、辛さもエッジが効いている。奥には鰹節のだしや梅の酸味も感じた。スリランカのブラックだけど、とてもライスに合う和風なカレーともいえる。
お店の方にソースのことを聞いてみると鶏、豚、牛骨からもだしをとっているそうです。
正直、唸るほどおいしかった。
とんかつでも楽しむことができて、そしてカレーとしても旨い。
そう、だから「ジーエス」はカツとカレーの店なのだ。
チキンカレーも気になり、店主にソースは同じか確認したので
また近いうち来訪しようと思います。
満足ができるカレーは数少ない
また良い店を見つけてしまいました。