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脱サラビアバー店主です。
ただひたすら現地の料理を食べ歩き、学び、本場のスパイスを体感する旅、南インド バンガロール編Vol.2。インド3日目はこの旅のメインでもある料理教室に参加した体験を中心に書いていきます。
3日目@バンガロール
創業1952年の老舗レストランで朝食を

Koshy’sは1952年創業、このあたりのエリアで最も長い歴史を持つレストラン。外観が渋く、中は少し薄暗い。

📍Koshy’s
Pineapple JuiceとOmlet,Chips,Bread&Butterのセットで370ルピーくらいの朝食。70年以上前から同じ味のようで、刻まれた赤玉ねぎと青唐辛子が入ったほんのり胡椒の効いたオムレツ、ケチャップと食べるポテトフライ、バターが塗られたパン。どれもシンプルすぎる味だが、現地の料理は辛さも刺激も強いので、こういう優しい味でお腹を落ち着かせられる店も知っておきたいところ。
また店内を見渡すと、新聞を読みながらコーヒーを飲む常連らしきおじさん達が集っている。観光客向けというより、街の人の日常に入り込めたような空気感が心地良かった。古い内装も含めて、まるでタイムスリップしたような気分。
この旅のメイン、インドでの料理教室
バンガロールの料理教室については特にツテや情報が無かったので、とにかくネットを漁った。「バンガロール Swamyインド料理教室」と日本語で表記されたFacebookのアカウントにたまたま辿り着き、半ば勢いでメッセージを送ってみた。その後、何ラリーか交わしてLINEに移行。

あれ!?それなりに日本語で話が進んでる。夫婦で料理教室をやっており、夫のThomasさんは銀座のカレーの名店「デリー」での勤務経験があったらしく、予想外に日本語でやりとりできてしまった。料理は10種のコースから決めるか、希望があれば別途相談という形式のよう。
Swamy先生による10種のコース
1.South Indian Meals Set
(南インド定食セット)
サンバル、ラッサム、キャベツのポリヤル、クートゥ、ピクルス、パパド、セミヤまたはタピオカパールのパヤサム付き。
1人 Rs.3500/2人以上は1人 Rs.3000
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2.Karnataka Style Chicken Donne Biriyani
(カルナータカ風チキンドンネビリヤニ)
ナスカレー、カードライタ付き。
1人 Rs.4000/2人以上は1人 Rs.3750
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3.Kerala Style Alleppey Fish Curry
(ケララ風アレッピー フィッシュカレー)
レッドライス、魚のフライ付き。
1人 Rs.4000/2人以上は1人 Rs.3750
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4.Chettinad chicken curry
(チェティナードチキンカレー)
チキンカバブ、ライス付き。
1人 Rs.3000/2人以上は1人 Rs.2750
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5.Homestyle Beef with Veg Curry
(家庭風ビーフ&ベジカレー)
ケララ風ココナッツビーフフライ、ジーラライス付き。
1人 Rs.3000/2人以上は1人 Rs.2750
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6.Mix Vegetable curry
(ミックスベジタブルカレー)
ペッパーチキン、チャパティ、ライス付き。
1人 Rs.3500/2人以上は1人 Rs.3000
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7.Mutton Kofta curry
(マトンコフタカレー)
トマトフライ、プーリー、ギーライス付き。
1人 Rs.3750/2人以上は1人 Rs.3500
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8.Chicken Masala
(チキンマサラ)
ダルフライ、パロタ、ライス付き。
1人 Rs.3000/2人以上は1人 Rs.2750
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9.Vegetable Kurma
(ベジタブルクルマ)
エッグマサラ、チャパティ、ライス付き。
1人 Rs.3000/2人以上は1人 Rs.2750
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10.Green Masala Mutton curry
(グリーンマサラ マトンカレー)
マトンペッパーフライ、パロタ、ギーライス付き。
1人 Rs.3500/2人以上は1人 Rs.3250
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この旅の後半は、ケララ州コチでシーフードを中心とした海沿いの地域の家庭料理を学ぶ予定としたため、「南インド料理っぽさ全開の肉料理」なおかつ「ビールとの相性が良さそう」をテーマに4つ目のコースをお願いした。
・チェティナードチキンカレー
南インドのタミルナードゥ州チェティナード地方発祥のスパイシーで濃厚なチキンカレー。
・チキンカバブ
北インドや中東の炭火焼きスタイルとは異なり、南インドでは鶏肉をスパイスでマリネして油で揚げる。
念願の料理教室スタート!

まず手始めにチャイから。
「250mlのミルクにスプーン1杯の茶葉を。以上です。」
「結構なお手前でした。」

さて本番、インドの唐揚げ「チキンカバブ」から。

スパイスでマリネして寝かせる。

油で揚げる場面から息子くんも加わり、アットホームな空間に。彼曰く、インド人はこれをアテにビールを流し込むとのこと。19歳ながら大人だね。

スパイシーな衣で食べ応えのある手羽元をかじりついた後に流し込むビールは格別。こんなアテのあるビアバー、近所にあったら通うだろうな。

メインの「チェティナードチキンカレー」。まずはホールスパイスをフライパンでロースト。途中からスパイスを乾煎りする香りが部屋いっぱいに広がって、「これからとんでもないものができるぞ」と期待感が高まる。

先ほどローストしたスパイスをミキサーにかけて、ペーストに。「玉ねぎを飴色になるまで炒める」から始まるカレー作りとは全く異なるアプローチにビアバー店主、カレーって無数に作り方があるんだなぁと。パウダースパイスだけでは出ない香ばしさを出すため、ホールスパイスをローストする。そういう一手間が大事なのよね。

スパイス、ニンニク、生姜、玉ねぎ、トマトをオイルで熱して煮詰めたインドカレーのベース、グレイビーを作る。

チキンを投入。

最初に作ったペースト、水を加えてコトコトと。

香りにつられてThomasさんも味チェック。

カレー好きならきっと気持ちが分かるだろう、オイルが分離している光景を見るだけで食欲がそそられる。日本だと「油っぽい」と敬遠されがちな光景かもしれないが、現地ではむしろ旨味と香りが凝縮されたサインだ。

ビールとカレー好きならきっと気持ちが分かるだろう、このビジュアルだけでまずビール1杯イケる(?)
クラフトビールのお店で、なんかメニューにあったから試しに頼んでみたカレーが本格的なチェティナードチキンカレーだったら少しは驚くだろうな。良い意味で想像してたチキンカレーを想像を超えてくると思う。帰国してすぐ試作しよう。

予定に無かったレンズ豆の煮込みカレー「スンダル」もさらっと教えてくれた。バスマティライスも鍋でパパッと炊いて、全4メニューが揃った。
チキンカバブは見た目はシンプルな赤いフライドチキン。ただ目の前に置いた瞬間、スパイシーな香りに包まれる。外はカリッと、中は柔らかく、スパイスの下味が染みてる骨付きチキンを豪快に貪った。
チェティナードチキンカレーは日本でよく食べる濃厚でまろやかなカレーとは全く違う。バチっと効いたブラックペッパー、フェンネルの爽やかさとクローブの甘い香り、ローストしたココナッツの香ばしさ手羽元のチキンの旨味も合わさって、後からスパイスの余韻が一気に押し寄せてくる。
「やっぱり南インドに来て良かった」と思えた瞬間でもある。

また来るね!
自分はネットで南インドの料理教室を探してるうちに、ここに辿り着きFacebookで連絡してみました。日本のカレー屋さんの方もよく参加されてるみたいですよ。
https://www.facebook.com/p/バンガロール-Swamyインド料理教室-100067371156597
バンガロールの地で醸されたクラフトビールを

📍Toit Brewery
3階建の巨大ビール醸造所、Toit Breweryのタップルームにて料理教室お疲れビール。

自家醸造のクラフトビールが6種。近くの席のお客さんがテイスティングさせてもらってたのを見よう見まねで悩んでたビール3種を試した。こちらには少し嫌そうな顔をしてましたが。

説明書きの一行目、南インドの主食からインスピレーションを受けたところに目が止まり、Blonde Aleを1杯目に。日本でもお米を使ったビールはあるが、インドとなるとそれがバスマティライスに置き換わるのかと興味が湧く。お米が入る分、後味がドライになるが、バスマティライスなだけあってほんのり華やかな余韻も。湿度のあるバンガロールの夜に合っている。

Belgian Witbierは「ヒューガルデン」でお馴染み、小麦、オレンジピール、コリアンダーシードを使ったベルギースタイルの白ビールだが、説明書きにある通りインドで採れたものを使っているのが魅力的だった。



醸造設備を前にビールが飲める開放的な空間が良い。ハーフパイント1杯300ルピーくらいだったはず。
夕食まで街の散策


こんな感じで店なら、「とりあえずチャイだけ」みたいな休憩ができるのがインドの良いところだと思う。20ルピーくらいで居座ってごめんなさい。これはBeRealの正しい使い方?

なんでも揃うスーパーが少ないので、ふらっと立ち寄った店でちょっとしたお土産を選んだが、とんでもない量のお菓子を買うインド人がこの店唯一のレジを陣取っていて日が暮れそうだったため、カゴに入れた商品をそっと棚に戻した。人口が14億を超えるともなると、お菓子を配る人数も桁違いなのだろうか。

昨日の24,000歩が響き、3日目にしてタイ式フットマッサージに飛び込む。アーユルヴェーダとかいいからとにかく足の疲労を癒したかった。
まだ3日目の途中ですが、Vol.2はこのあたりで。Vol.3では3日目のディナー、インドでとてつもなく感動した「違う国の料理」の紹介から始めたいと思います。乞うご期待✌︎

