カレーも好き、ビールも好き。そしてそのどちらも“こだわったもの”を一緒に楽しみたい。
そんな人にぜひ訪れてほしいのが、神田駅から徒歩3分、階段を上がった2階にある「ヒマラヤテーブル」。
ネパール専門の旅行会社で働いていた店主・久保田さんが2013年にオープンしたお店で、ネパール人コックが作る家庭的なネパール料理と、Tapから注がれる国産クラフトビール8種が楽しめます。

スパイス飲みという言葉が流行る前から
最近では「スパイス飲み」という言葉も聞かれるようになりましたが、ヒマラヤテーブルではその言葉が広まるよりずっと前から、ネパールの家庭料理を肴にクラフトビールを楽しむスタイルが当たり前のように存在していました。
スパイス料理やカレーが食べたい夜も、クラフトビールで喉を潤したい夜も、どちらの気分にも寄り添ってくれる。
「こんなお店が10年以上前からあったなんて!」と感激しながら、今日は一人で一軒目からスパイス飲み。
最初の1杯とアテでメインを待つ

最初の注文は、福岡県・門司港レトロビールの「門司港ペールエール」とアチャール。

インドのアチャールは油多めでスパイシー&塩気が強いのに対し、ネパールのアチャールは油控えめでごまを使い、マイルドさが特徴。最初の一皿として最高の役割を果たしてくれます。

ペールエールはモルトの香ばしさとホップ由来のフルーティーさのバランスが程良く、思わず「Pintサイズにすれば良かった…」と心の中でつぶやいてしまう一杯目。
2杯目とメイン、サラサラで優しいネパールのキーマカレー


アチャールとビールをちびちびやっているうちに、メインのキーマカレーが到着。
2杯目のビールは同じ門司港レトロビールから「ヘレス The Circle 2025」をもちろんPintサイズで。

カレーはチキンのひき肉を使ったネパール式キーマ。
- 油少なめでサラサラしたスープ状
- グリーンピース入り
- マスタードシードの粒が見える
- 上には赤いチリオイルがふわりと浮く
いわゆる濃厚&オイリーなインド式キーマではなく、ネパール式の家庭料理らしい優しい味わい。スパイスと素材の旨味がふんわりと広がり、クラフトビールの繊細な香りと驚くほど寄り添います。
カレーを食べてビールで流し込む。スパイス×クラフトビールは正義。そう確信する瞬間。
1杯目と悩んだが、ヘレスこそ流し込むのにきっと最適なビール、モルティでスッキリしたスタイル。
お店とブルワリー、ブルワーとの関係性なしには実現できない

毎年恒例イベントとして、北海道・登別市のブルワリー「鬼伝説」のビールで、全タップをジャックするTap Take Overを開催。ビールのつくり手、ヘッドブルワー本人を神田に招き、ビールファンが集う夜は、作り手と飲み手のビール談義で盛り上がります。
ビール好きからしたら、おお!となるでしょうし、ビールはそれほどでもといった方からしたら、口をポカーンと開けて読んでる内容かもしれませんが、
このようなイベントはお店とブルワリー、ブルワーとの関係性が築けてないとできないことなのです。
スパイスが恋しい日も、ビールで乾杯したい夜にも
スパイス飲みをしたい日。スパイス料理やカレーでお腹を満たしたい日。
クラフトビールをゆっくり味わいたい夜。
どんな気分でも受け止めてくれる懐の深いお店。
神田に来たなら、ぜひふらりと立ち寄ってほしい一軒です。
ヒマラヤテーブルへの店舗情報
| 店名 | ヒマラヤテーブル |
| 電話番号 | 03-3525-4110 |
| 住所 | 東京都千代田区内神田3-5-5 大同ビル2F |
| 営業時間 | 月 17:00 – 22:00 火・水・木・金 17:00 – 23:00 土 15:00 – 23:00 |
| 定休日 | 日・祝日 |
| WEB | https://tabelog.com/tokyo/A1310/A131002/13153700/ |

